チームプロジェクトにセキュリティグループを追加する
「ALM Advent Calender」11日目への参加記事になります。
最近プロジェクトでTFSに新しいセキュリティグループを追加する機会がありました。
今までは開発チームがすべて社内(とそれに近い)メンバーであったため、デフォルトで作成されるTFSグループを使っていました。
既存のグループにユーザー、グループを追加するだけで使えるので便利ですよね。
そんなわけで、海外出張直前にやればいいと気楽に考えてました。。
特に難しいところはなく、以下の内容を設定しました。
※画面はTFServiceですが、TFSでもほぼ同じです。
- 新しいTFSグループの作成
- 権限を設定
- 作成したグループにユーザー、グループを追加
- ソース管理のセキュリティ設定
- 作業項目クエリのセキュリティ設定
この時点で、新しく追加したTFSグループのユーザーでTFSにログインして作業が一通りできることを確認することにしました。
- ソースの取得
- 作業項目クエリ結果の確認
- Web アクセスの確認
作業項目クエリの結果が見えませんでした。。
Visual Studio のチームエクスプローラー
無常にも表示されるクエリ結果で何も返されませんでした、のような文字。
この時点で出張前日の夜中でかなり焦りました。
結局、出張までに間に合わず、内容を調整して説明しました。
出張から戻り、環境を用意する必要があったので引き続き調べてました。
何度も見ていたTeam Foundation Server のアクセス許可にあったのですが、
作業項目トラッキングの区分レベルのアクセス許可
区分レベルのアクセス許可は、単一のプロジェクトのユーザーおよびグループに固有です。 これらのアクセス許可を設定するには、チーム エクスプローラー でプロジェクトを選択し、[選択]、[作業項目の区分] を順に選択し、下矢印、[セキュリティ] を順にクリックするか、管理コンテキストで Team Web Access を開き、プロジェクト レベルに移動し、[区分] タブ、下矢印、[セキュリティ] を順にクリックします。 また、これらのアクセス許可は、TFSSecurity コマンド ライン ツールを使用して設定できます。
追加したTFSグループの作業項目クエリ関連のアクセス権を設定。
Web アクセスで作業項目関連の情報が表示されるようになりました。
Visual Studio のチームエクスプローラーでも表示されます。
もう少し分かり易くしてほしいですねw
JavaScriptの開発、テストを効率化したい
「ALM Advent Calender」2日目への参加記事になります。
ソフトウェアを開発する際にテスト開発、実施、管理をもっと効率化したいとずっと考えています。
幸いにも自分たちの開発チームもTFSを導入することができたことで、Test Managerなどを利用して開発チームのテスト実施や管理が効率よく行えるようになってきています。
ありがたいことです。
そんな中、JavaScriptの開発はJSLintでコード検証、JsUnitでテストをしています。
悪くはないんですが、もう少し効率良くしたい、と考えていたときにChutzpahに出会いました。
Chutzpahで単体テスト
Visual Studio 2012ではソリューションビルド時に使用可能なテストを検出し、「テスト エクスプローラー」に表示・実行してくれます。
テスト エクスプローラーを使用した単体テストの実行
Chtzupahを利用すると、ソリューション内のJasmine、QUnitのテストを検出、実行して、結果をテストエクスプローラーに表示してくれます。
Chutzpah Test Adapter for Visual Studio 2012
- ChutzpahはVisual Studioの「拡張機能と更新プログラム」からもインストールできます。
Visual Studio Ultimate を利用している場合「ビルド後にテストを実行」をオンにしておくと、ビルドする度にテストをしてくれるのでモチベーションを維持して開発できます。
細かいことかもしれませんが、実際に使ってみて思考を中断されないことがかなり良かった。
何度か使ってみましたが、ファイルパスに日本語が入っていると正しく動作しないようです。
ソフトウェアの保守をしていく上で、将来的にはJavaScriptのテストも自動ビルドに組み込みたいですね。
JSLintでコード検証
JSLintも拡張機能としてVisual Studioにインストールできます。
今まで、Web上のhttp://www.jslint.com/:Title=JSLintなどでペタペタ貼り付けてチェックしていたんですが、徐々に利用頻度が落ちていきます。
入れておくとビルドするたびにチェックして、ダメ出しをしてくれるように設定できるのでとてもありがたいです。
開発も佳境に入った時期で入れると心をへし折られるので、開発の初期に入れておくことをお勧めします。
また他の開発者にも最低限の規約として守ってもらう意味でも重要です。
JSLint for Visual Studio 2010
- Visual Studioの「拡張機能と更新プログラム」のオンラインからJSLintをインストールします。
- JSLintのオプションを設定します。
- 「Visual Studio Options」では以下のような設定ができます。
- チェック対象のファイル
- ビルド時にチェックする
- エラーがあった場合ビルドをキャンセル
- 「JSLint Options」ではWeb上のJSLintオプションと同じ設定ができます。
- evalを許可しない
- ==と!=を許可しない
- 「Visual Studio Options」では以下のような設定ができます。
- 設定したオプションはインポート、エクスポートして他の開発者と共有できます。
最近のアップデートでコードUIテストにクロスブラウザーのテストがサポートされるなど、継続的な品質向上にも力を入れているように感じます。
Visual Studio 2012 Update 1
今後はスレート、スマートフォンなどのモバイルのテストに対しても力を入れてほしいですね。